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金属屋根の種類とその重要性

 

 

外壁塗装と同様に、多くのご相談をいただくのが「屋根塗装」です。

屋根は普段目にすることが少ないため「メンテナンスが本当に必要なのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

そこで、金属でできた屋根である「金属屋根」の重要性についてお伝えしたいと思います。

 

金属屋根とは?

 

金属屋根とは、アルミニウムやスチール、亜鉛合金などの金属でできた屋根のことです。

このタイプの屋根は加工しやすく、複雑な形状の建物にも適しています。また、軽量で地震に強い特性もあります。

耐久性が高く美観を長期間保つことができるため、多くの家で採用されています。

しかし、金属であるため錆びる可能性があります。また、雨音が室内に響きやすかったり、夏季に表面温度が上昇するなどのデメリットも存在します。

これらのデメリットを補うためにも、金属屋根の塗装は重要な役割を果たします。

異なる種類の金属屋根 では、塗装が必要な金属屋根の種類について詳しく見ていきましょう。

 

 

 

1. トタン屋根

 

トタン屋根は、薄い鉄板や銅板を亜鉛で覆った屋根材です。古い家に多く見られますが、継目が少なく雨漏りに強い特性があります。

しかし、経年劣化によりサビや塗膜の剥がれが起こりやすく、これが雨漏りの原因にもつながります。腐食が進むと修繕が複雑化するため、定期的な塗り替えが必要です。

〜 塗装のサイン 〜

・チョーキング(塗膜が白い粉を吹いている状態)

・変色

・色褪せ

 

放置するとトタン自体がダメージを受け、大掛かりな修繕が必要となる可能性が高くなるため、早期の塗り替えをおすすめします。

サビができはじめると、一気に広がるのもトタン屋根の特徴なので、定期的な点検も大切です。

 

 

2. ガルバリウム屋根

 

ガルバリウム屋根は、軽量で耐震性に優れた屋根材のため、葺き替え時など最近需要が高まりつつあります。銅板をアルミニウムや亜鉛で覆ったもので、サビにくく長寿命な特性があります。

ただし、非常に薄く衝撃に弱く、断熱性や遮音性が低いことが欠点です。メンテナンスフリーと謳っている製品も多くあり、塗装は必要ないとされていますが、サビや色あせには注意が必要です。

〜 塗装のサイン 〜

 

・色あせ

・サビ

 

製品によって違いはありますが、基本的には塗装が必要ないと言われています。

サビにくいものの、全くサビないわけではありません。

衝撃に弱いため、傷付いたところからサビが起きることがあります。

ガルバニウム屋根の塗装は、他の屋根材に比べるとプロでも塗装が難しいです。

知識や経験がない業者へ依頼してしまうとよい結果にならないこともあるため、依頼時が「ガルバニウム屋根の施工の経験があるかどうか」尋ねてみるといいでしょう。

 

 

3. ステンレス屋根

 

ステンレス屋根は、鉄を主成分とした合金で、サビにくいのが大きな特徴です。耐久性や強度にも優れていますが、価格が高額なのがネックです。

ステンレス自体はサビにくいですが、塗装された部分は経年劣化するため、定期的な塗り替えが必要です。

〜 塗装サイン 〜

・10年~15年を目安に塗装を

 

ステンレス自体はサビにくいですが、塗ってある塗料はやはり劣化しますし、ステンレスの強みを活かすためにも塗装が必要です。

 

 
 

まとめ

 

金属屋根は、耐久性や軽量性、美観を兼ね備えた優れた選択肢ですが、錆びやその他のデメリットも持っています。トタン屋根は雨漏りに強いですが、経年劣化によるサビや塗膜の剥がれが問題です。ガルバリウム屋根は軽量で耐久性が高いですが、衝撃に弱く断熱性や遮音性に難があります。一方で、ステンレス屋根はサビにくいですが、価格が高額で塗装が必要です。

適切な塗装や定期的なメンテナンスが、これらの金属屋根の寿命を延ばす鍵となります。屋根の種類や特性を理解し、適切なケアを行うことが、長期的な住宅の安定と美観を保つ秘訣です。

 
 
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