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屋根カバー工法とは?

お家のメンテナンスについて調べていると、屋根の”カバー工法”や”重ね葺き”についての情報を目にすることがあると思います。この2つの言葉は同じ内容を意味していて、既存の屋根材の
上から新たな屋根材を敷き詰める工法です。

スレート屋根のお家は日本全体の7割を占めるそうで、スレート屋根こそが最もポピュラーな屋根材と言えます。従来、一般的なメンテナンスといえば塗り替えでしたが、塗装以外の選択肢が気になる方や、塗装より耐用年数が長い物をお探しの方にはカバー工法がオススメです。

というわけで、今回は”カバー工法”に呼び方を統一してお話ししていきます。

 

そもそもカバー工法って?

カバー工法は屋根材に対しての他に、外壁材に対しても存在する工事の方法の1つです。主にコロニアルとも呼ばれるスレート屋根に対して行うことが多いです。もし既存の屋根が瓦屋根の場合は、重さなどの影響でお家に負担がかかってしまうため葺き替えしかできません。

 

先述の通り、スレート屋根材は一般的な屋根材ですが、新築から約10年でメンテナンス時期がやって来ます。そのまま放っておくと、撥水性がなくなりコケが生えたりして、ゆくゆくは雨漏りの原因になってしまいます。

 

従来はメンテナンス時期を迎えたスレート屋根は塗り替えを行なってメンテナンスをするのが定番で、また約10年経ったら次の塗り替えをして、、という繰り返しが一般的です。ですが、それでも劣化が進み割れてしまうスレート屋根材が増えていくのでいつまでも繰り返し塗り替えのみでいい状態を保っていくことは難しいです。

 

そこで軽量な屋根材の開発により考えられたのが、カバー工法です。この工法は、既存のスレート屋根材の上に”ルーフィング”という防水シートを貼り、その上に新たな屋根材を貼り付けていくというものです。そうすることにより、既存の屋根材の撤去・処分をする費用が節約できるというメリットもあります。

 

カバー工法を選ぶメリット

屋根のメンテナンス方法には、カバー工法以外にも従来の塗装工事や葺き替え工事もあります。

 

・費用面

 みなさんが一番気になるのは費用面ですよね?
 カバー工法も葺き替えの様に新たな屋根材を貼り付ける工事ですが、撤去・処分するものが
 ほとんど出ないので、かかる費用は塗り替えと葺き替え工事の中間くらいになります。

 

・耐用年数

 その次に気になるのはどのくらいもつのか、そこがわかると費用対効果もわかりますね!

 カバー工法は葺き替えと同じような屋根材を使用するので耐用年数も同じになります。
 塗装だと約10年なのに対し、カバー工法・葺き替えの場合は使用する屋根材の種類により
 約20年〜40年という幅があります。以上を踏まえると、足場をかけて屋根の工事をする回数が
 だいぶ少なくできるので将来的にかかってくる費用も節約できます。多くの場合は屋根と同時
 に外壁の塗り替えも行うので、その際は屋根材に合わせて耐用年数が長い塗料を選んでおくと
 全体的な工事の回数を減らせてよいでしょう。

 

・断熱性と遮音性

 カバー工法を選ぶ主な目的になることは少ないですが、屋根材が二重になるので日光による
 熱の影響やまわりの騒音の影響を低減してくれます。

 

カバー工法を選ぶデメリット

・下地が著しく傷んでいる場合は施工不可

 雨漏りをしていたり、野地板が水分を含んでいる場合は、湿気を閉じ込めてしまいお家を傷め
 てしまう原因になるのでカバー工法ではなく葺き替えが必要です。

 

・屋根が重くなる

 カバー工法は既存の屋根材の上から、新たな屋根材を重ねる工法なのでその分の重さが屋根に
 追加されます。軽量なので耐震性に問題がない家であれば全く問題はありませんが、現時点で

 耐震性に問題があるお家に施工する場合は、まずその部分の診断・補強等を行なってからの
 施工を検討しましょう。

 

・雨樋の位置を調整する必要が出る可能性

 施工するお家によって変わりますが、屋根の軒先部分が現在より外側に出るので、
 場合によっては雨樋の位置を変える必要があります。

 

【 施工前 】

 

【 施工後 】

 

 

カバー工法で選べる屋根材

カバー工法で使用する主な3種類の屋根材をご紹介します。

 

ガルバリウム鋼板

 

 

 弊社では「カバー工法といえばガルバリウム」というくらいポピュラーな屋根材です。
 ”金属屋根材”とも呼ばれる、アルミニウムと亜鉛合金メッキを加工した屋根材。カラーバリ
 エーションがあり、表面の仕上げもベーシックな滑らかな表面の物から、小さな石粒が付い
 た物や細かい凹凸があり高級感がある物なども選べます。非常に軽量でお家への負担が少な
 く、価格と性能のバランスが良い屋根材です。
 デメリットは薄い金属のため、対策がされていない種類のものは雨音がうるさく感じられる
 かもしれません。色褪せが気になる場合は専用塗料で塗装ができます。
 耐用年数の目安は20年〜30年でメーカー保証が付いている屋根材もあります。

 

アスファルトシングル

 

 

 北米で長年使われている、ゴムシートにアスファルトや石材の石粒を圧着させてある屋根材。

 柔軟性があり複雑な屋根の形にも施工がしやすく、軽量でお家への負担が少ないです。

 カラーバリエーションが豊富で色褪せしにくく、洋風な仕上がりになります。グレードにより
 性能の差があり、断熱性はあまり期待できません。
 こちらも耐用年数は20年〜30年です。

 

軽量瓦

 

 

 従来の粘土や和瓦の弱点である重さを、セメントや金属もしくは樹脂を主成分として解消
 した瓦で見た目に重厚感があり、和風な住宅に適しています。施工できる屋根の形状に
 制限があり費用も高額ですが、非常に耐久性が高くメンテナンス回数も少なく済みます。
 耐用年数もここで挙げた3種類の中で一番長く、約20年〜40年となります。

 ※出典元:ケイミュー株式会社
      https://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/shohin_shosai.jsp?id=228

 

施工の流れ

ここでは弊社イチオシのガルバリウム鋼板屋根材を用いた、屋根カバー工法の施工の流れを弊社制作のセコウラプス©︎と写真を用いてご紹介します。

なお、屋根工事の前後にある足場の仮設・撤去作業は割愛します。

 

セコウラプス©︎

音が出ますのでご注意ください。

 

 

作業工程

 

1. 棟板金の撤去

スレート屋根を頂上で押さえる”棟板金”(むねばんきん)という金属の板を外します。

 

 

 

2.  ルーフィング貼り

ルーフィングと呼ばれる防水シートを貼り付けていきます。

 

 

 

3. 金属屋根材の貼り付け

ガルバリウム鋼板でできた石粒付きの屋根材をルーフィングの上から貼り付けます。

 

 

 

4. 役物(やくもの)工事

屋根の頂上や側端の角の部分等に専用の板金を取り付けていきます。

 

 

 

【完成】

以上で屋根カバー工法の完成です!

施工にかかる日数は場合により7日〜10日前後となります。

 

 

 

まとめ

ここまで、屋根カバー工法についてのお話をしてきましたが、いかがでしたか?

屋根のメンテナンスにおいて、塗装と葺き替え以外の選択肢として、費用と耐用年数の費用対効果的にも屋根カバー工法はとてもおすすめです。

この先の足場を建てる回数を減らして足場代を節約するためにも、同時に外壁の塗り替えをする場合は耐用年数の長い”フッ素”や”無機”タイプの塗料を選びましょう。お値段重視の塗料ではありませんが、将来的なメンテナンス回数を減らせるので、費用の削減につながります。

外装リフォームのお見積りを受ける際は、ぜひ屋根カバー工法のご検討もしてみてください。

 

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