！！！！悪徳業者に注意しましょう！！！

塗装およびリフォーム業界では、悪質な業者が存在しており、塗装前の不十分な洗浄や質の悪い塗料の使用により、本来10年以上持つはずの塗装が数年、あるいは数か月で剥がれてしまうことがあります。消費者には、この手抜き工事を見破るのは難しく、多くは工事の数年後に悪質業者の被害に遭っていることに気づくというケースが多いです。

塗装工事が悪質な業者に利用されやすい点として、工事には定価がなく、見積もりは相場に基づくため、知識がないと適切な価格判断ができないことが挙げられます。

その結果、高額な工事費用を支払いながら、低品質な工事になるリスクが発生してしまいます。

悪徳業者が存在する現状はとても残念ですが、自身で調査してリスクを回避することが重要になります。

これから塗装工事において、悪徳業者がよく使う手口を紹介しますので、

お家の改修工事をお考えの際にはご参考にしてください。

●いきなり訪問してきて緊急性をあおる

悪徳業者の多くは、いきなり訪問してきます。

そして「直ちに修理が必要だ」と過剰に不安を煽ることが多いです。その口車に乗せられると、契約を結ばなければならないという錯覚に陥ることがあります。このような状況では話を聞かずに断ることが重要で、もし不安な箇所がある場合は他の業者に相談しましょう。

●大規模な割引を提供してくる
一般的には見積もりに少量の割引が含まれることはありますが、30万、50万、半額など大きな割引を提案する業者は慎重になるべきです。これは、元の見積もりが過大に設定されている可能性があるからで、このような行為は顧客の善意を利用した不正な手法となります。

●「一式」の見積もり
通常の見積もりは作業の詳細を明記しますが、一部の業者は「一式」とだけ記載し、単価や面積を省略することがあります。しかし、この「一式」という表記は本来、作業範囲が小さい場合にのみ使用され、広範な外壁塗装に対してそれを使用することは適切ではありません。

●足場設置費用無料サービス

外壁塗装は2m以上の高所作業で必ず足場が必要となります。足場設置を無料と主張する業者は、見積もりにその費用を上乗せしている可能性が高いです。通常、足場費用は一件あたり約18万円で、その費用を無料にすることは一般的な業者ではありえません。

●「自社製塗料」の主張

日本の塗料市場は主に日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研が占めており、良質な塗料の製造には日々の研究が必要で、一般の業者が簡単に作ることはできません。それにも関わらず、「自社開発のオリジナル塗料で他社よりも安価」などと主張する業者には注意が必要で、一部には他社の塗料を自社製品と偽る業者も存在します。

●別の塗装業者の見積書を参考にしたがる

他社の見積書を参考にすることはありますが、それを無理に引き合いに出す業者や、見積もりを行わずに大幅な値下げを約束する業者は悪質である可能性が高いです。真面目な業者は自分で見積もりを作成せずには価格の正確性を保証しませんし、他社の見積書だけを根拠に安さを強調することもしません。